ビートたけしさん(77)が、1日に放送されたテレビ朝日系の「ビートたけしのTVタックル」(日曜日正午)に登場しました。
この番組では、今月開催される自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に関連して、
自民党が先月21日に発表した宣伝ポスターが、彼の代表作の1つ「アウトレイジ」に非常に似ているとの指摘がありました。
ポスターには、「時代は『誰』を求めるか? THE MATCH」というキャッチコピーが赤文字で記載されており、
田中角栄氏や安倍晋三氏など、歴代総裁の顔写真がモノクロで配置されています。
このデザインや色使い、全体の雰囲気が「アウトレイジ」のポスターと非常に類似しており、「パクリではないか」といった意見が飛び交っています。
番組では自民党総裁選を特集し、ポスターについても取り上げられました。
その中で、ゲストの1人である東国原英夫氏(66)は、「あれは師匠のパクリですよね。
まあ~パクリです。レイアウトとかも」と苦笑しながらたけしにコメントしました。
これに対して、たけしは本家の「アウトレイジ」のキャッチコピーを引き合いに出し、
「全員悪人って書いてあんの?全員悪人って書いたら、総裁選まずいだろ」と笑いを交えながら応じました。
一方で、大竹まことさん(75)は、「過去の人たちを出してどうなるのか」と疑問を呈し、
「パクリかもしれないけど、これから戦う人たちを出すなら、まだ価値はある」と意見を述べました。
また、インターネットニュースメディア『The HEADLINE』の編集長、石田健氏(34)も、
「田中角栄、岸信介、森喜朗を載せるという感覚は、今も金満政治を引き継いでいるのかもしれません。
そうした感覚のズレが気になります」と、自民党の方針に疑問を投げかけました。
この件を通じて感じたのは、政治的なメッセージやイメージ戦略が、
いかに人々の感情や意識に影響を与えるかということです。
特に、有名な作品と重ねられることで、ポスターが持つ意味合いが変わってしまうことの恐ろしさを実感しました。
視聴者からの反応や、今後の自民党の動きが非常に気になります。
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