このドラマは、1000年の時を超えた長編小説「源氏物語」を生み出した女流作家の波乱に満ちた人生を描いています。
平安時代を舞台に、紫式部は藤原道長（柄本佑）への想いを抱き、秘めた情熱やたぐいまれな想像力を駆使して光源氏、つまり光る君の物語を紡いでいきます。
彼女は、変わりゆく世の中の中で変わらぬ愛を胸に抱き、懸命に生きる女性の姿を描いています。
脚本は“ラブストーリーの名手”として知られる大石静氏が手がけています。
◆第34回あらすじ「目覚め」
興福寺の僧侶たちが都に押し寄せ、朝廷に対して要求を突きつけるという非常事態が発生します。
道長（柄本佑）はこの事態の収拾に奔走しますが、一方でまひろ（吉高由里子）は物語を書き続け、宮中で注目を集めます。
しかし、狙いの一条天皇（塩野瑛久）と中宮・彰子（見上愛）の関係はなかなか深まらず、道長が強く望む彰子の懐妊についても、まだ遠い未来の話となっています。
さらに、都では病気や火事などの不吉な出来事が続いており、道長は思い切った決断を下さざるを得なくなります。
その中で、天皇がまひろを訪ねてくるという展開が待っています。
このドラマは、紫式部の内面的な葛藤や愛の形、そして平安時代の厳しい現実を巧みに描いており、視聴者を引き込む力があります。
吉高由里子の演技も非常に素晴らしく、彼女が演じる紫式部の情熱や苦悩をリアルに感じることができます。
今後の展開がどうなるのか、非常に楽しみです。
