カルマ、YouTuberから俳優へ転身し新たな挑戦を開始
YouTuberとして活躍していたカルマ（28）が、テレビ朝日系ドラマ「伝説の頭 翔」で主人公のライバルチームのボス・東城真を好演中です。この作品は同名の漫画を実写化した青春ヤンキーもの。
カルマは、主人公に対抗する「ブラッドマフィア」のボス、東城役を担っています。「役が決まった瞬間、嬉しさで叫びました。ゾクゾクして、気合も入りました」と、興奮気味に語りました。
東城は「顎外し」という特技を持つ強靭な男。役のイメージを追求するため、カルマは3カ月で体重を10キロ増やしました。「1日6食を守っていたので、ここ数カ月はお腹がすく感覚をすっかり忘れていました。撮影と並行してジムでトレーニングするのも大変でした」と、振り返ります。ストイックな努力のおかげで、強者のオーラをまとった彼のビジュアルが完成しました。
その存在感は、力みのない演技からも伝わってきます。「東城は大きな役柄で、みんなが『できるのか？』と思ったはず。だからこそ、その期待を覆さなければならないと感じました。身体作りだけでなく、演技力も向上させるために努力しました」と熱意を語りました。
カルマは幼少期からテレビ好きで、16歳で役者を目指して上京。最初の5年間はエキストラの仕事が続きましたが、21歳でYouTubeを開始。動画の企画から撮影、編集まで全て自分で行い、変装するドッキリ企画で注目を集め、わずか1年で登録者数が100万人を突破。その後、芸能事務所からのオファーが増え、2021年には本格的に俳優として活動し始めました。
「YouTubeを通じて10年かかってここにたどり着きました。今は本当に感慨深いです」と、嬉しそうに語るカルマ。YouTubeで得たスキルは、俳優活動にも役立っています。「動画を作る時は、テーマに沿った撮影方法をイメージすることが重要です。ドラマの現場でも同様で、イメージを持ってお芝居に臨めます」と説明しました。
今後の目標については、「さまざまな作品に出演し、幅広い役柄を演じるようになりたい」と語りました。「ありがたいことに、個性的な役が多いですが、王道のキラキラした役もやってみたい！ ラブシーンの経験が全くないので、挑戦したいですね」と笑顔を見せます。
「ただ演じるだけでなく、多くの人に届けたいと思っています。もっと有名になりたいし、なれると思っています」と情熱を語り、「新たなカルマとして飛躍する年にしたい」と決意を示しました。
YouTuberの経験が影響してか、彼の明るい人柄と話術が魅力的です。俳優としての活動がメインですが、バラエティ番組への出演についても「ぜひ出たいです！」と熱心に話しました。彼は、「役者としての足場を固めた後で、バラエティにも挑戦したいと思っています。これからは様々な場所で皆さんに見てもらえると思います」とアピールしました。
キャリアの新たなステージで踏み出したカルマの今後が楽しみです。努力家であり、時に遊び心を見せる彼の活躍を、ぜひ応援したいですね。【玉利朱音】
◆カルマ 1996年（平成8年）8月26日、福岡県生まれ。21歳でYouTubeを開始し、チャンネル登録者数は170万人を超えています。2021年からエイベックスに所属し、23年にはテレビ朝日系「波よ聞いてくれ」、テレビ東京系「推しが上司になりまして」などに出演。趣味は映画鑑賞と料理で、身長は178センチです。