進化し続けるギタリスト・山本恭司
山本恭司さん(68)は、BOWWOWとVOWWOW、そしてWILD FLAGに携わりながら、ソロ活動でも「弾きまくりギター三昧」や同郷の俳優・佐野史郎さん(69)との「小泉八雲朗読のしらべ」といった多彩な表現を続けています。
ファン待望のVOWWOW復活の背景と今後について、山本さんの原動力を探る内容をお届けします。
VOWWOWの再集結とファンの熱情
6月末、VOWWOWが14年ぶりに再結成され、そのチケットは即完売しました。全国各地で「Vを再結成してほしい」という声が寄せられ、山本さんはその思いに応える形で活動を再開しました。
彼は「昔のように再結成できるのだろうか」と不安に思っていたものの、熱いファンの思いに背中を押された形です。
人見元基の重要性
VOWWOWにおいてボーカルの人見元基さんは不可欠な存在でした。90年の解散後、彼は教職に進んだため、再結成は難しい状況が続いていました。
しかし、自由度が増した今、再び「人見元基」と名乗れるようになり、その名での活動が可能になりました。
新美俊宏の死と再集結の決意
昨年、新美俊宏さんの急逝は山本さんに大きな影響を与えました。盟友の突然の死は、仲間とのつながりの大切さを再認識させる出来事となり、VOWWOW再集結を加速させる結果となりました。
山本さんは「今会えるうちに会っておくべきだ」と感じるようになり、仲間とのセッションを通じて再会の希望を持っていました。
復活コンサートでの感動
最近の復活ライブでは、一瞬にして会場が盛り上がり、大合唱が起こりました。山本さんはその光景に感激し、「想定外の盛り上がりだった」と振り返ります。
自分たちがやっていた音楽の力を再認識し、来年1月の追加公演も決まりました。
音楽における自由と責任
山本さんは「現在、私たちは完全なフリーの状態で音楽を作ることができる」と語ります。事務所やレコード会社に縛られることなく、自由に自分たちのやりたい音楽を追求できることが嬉しいと感じています。
故郷での特別ライブ
10月には故郷・島根でオーケストラとの共演が決まっています。故郷を大切にしたいという思いから、特別なライブを行うことができるのは非常に嬉しいと感じています。
「継続は力なり」の言葉を実感しつつ、音楽活動を続けていることに感謝を述べました。
自身の音楽への情熱
70歳を目前に、「全力疾走中」の山本さんは、自分の音楽によって幸せを感じたり、感動を与えることができることが天職だと感じています。
そのためには、元気なうちに全うすることが大切だと強く思っています。
音楽の進化について
「退化」という言葉が自分の辞書にはないという山本さんは、生涯を通じて音楽は進化し続けるものだと考えています。
年齢を重ねることでの深みも大切ですが、怠けることなく努力し続ける姿勢が重要です。
山本恭司という存在
1956年、島根で生まれた山本さんは、15歳でギターを始め、その後BOWWOWやVOWWOW、WILD FLAGと、数々の名誉あるバンドを結成してきました。
彼の活動は、音楽を楽しむことだけでなく、仲間との絆を深めるためのものでもあります。
最新の活動を通じて、山本恭司さんが音楽にかける情熱や、仲間との再会の大切さが改めて伝わってきます。彼の姿勢は、多くのファンの心に響くものであり、今後の活躍も楽しみですね。
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