星組トップ礼真琴、来年8月に退団を発表
宝塚歌劇団の星組トップスター、礼真琴（れい・まこと）が来年の8月10日付で退団することが発表されました。これに伴い、彼女は24日に大阪市内で退団会見を行う予定です。
退団公演の詳細
退団公演は、来年4月19日から開幕する「阿修羅城の瞳」と「エスペラント！」が予定されています。同公演の東京宝塚劇場での千秋楽をもって、礼真琴は宝塚の舞台を退きます。
星組の最近の動向
礼真琴の退団発表の前日、星組のトップ娘役である舞空瞳（まそら・ひと）が、退団公演を迎えていました。舞空は、「政界コメディ『記憶にございません！』」と「Tiara Azul－Destino－」の兵庫・宝塚大劇場公演の千秋楽を成功裏に終えたばかりです。礼は彼女の本拠地から舞空を送り出す形となりました。
礼真琴の経歴と功績
礼真琴は2009年に首席で95期生として宝塚歌劇団に入団しました。入団以来、星組に配属され、歌、ダンス、芝居のすべてにおいて卓越した技量で注目を集めました。特に、2013年の「ロミオとジュリエット」では新人公演に初主演し、14年の全国ツアー「風と共に去りぬ」ではヒロインスカーレットを演じて高評価を得ました。
トップ就任までの道のり
2019年10月には、11年目にして星組のトップに就任しました。その後すぐに「ロックオペラ モーツァルト」でトップ初主演を果たし、21年には「ロミオとジュリエット」でも主演を務めました。昨年の「1789－バスティーユの恋人たち」では素晴らしいパフォーマンスを披露しました。
最近の復帰と公演予定
今年の1月には「RRR×TAKA“R”AZUKA～√Bheem～」と「VIOLETOPIA」で復帰し、特にインド映画を基にした作品では、暁千星との共演による高速ダンスで観客を驚かせる場面もありました。
今後は、舞空のサヨナラ公演となる東京宝塚劇場での公演が10月19日に控えており、12月1日には千秋楽を迎えます。その後、来年1月には日本武道館での公演「ANTHEM－アンセム－」が予定されています。4月19日に開幕する「阿修羅城の瞳」と「エスペラント！」が、彼女の退団公演となることから、ファンの注目が集まっています。
阿修羅城の瞳と宝塚のコラボレーション
「阿修羅城の瞳」は劇団☆新感線の代表作のひとつとして知られ、宝塚歌劇との初のコラボレーションが実現します。このことはファンにとっても大きな話題となっており、退団公演にふさわしい魅力を持つ作品となるでしょう。
礼真琴の退団は、多くのファンにとって心に残る出来事となります。彼女のこれまでの活躍に感謝しつつ、今後の新たな挑戦にも期待を寄せたいと思います。