星組トップ礼真琴の退団決意
2024年8月10日付での退団を発表した星組トップの礼真琴さんが、大阪市内で記者会見を開きました。彼女は、コロナ禍が明け、ファンとのふれあいが戻る中で、劇団110周年の記念イヤーを迎えることを機に、卒業の決意を固めたという思いを語りました。
この退団会見の内容を振り返ると、礼さんの決意がいかに深いものであったかが伺えます。
退団の背景と経緯
礼さんは、卒業の瞬間には実感がなかったと語っています。しかし、トップの立場に就任して以来、心の中では常に「卒業」を意識していたそうです。コロナ禍に公演が中止された経験が、彼女の思いを一層強くしたのかもしれません。
その後、公演が再開し観客と触れ合う舞台に立つことで、過去の努力を振り返る機会が訪れました。この宝塚歌劇の110周年を自分の形でまっとうしたいという思いが、卒業の決意へとつながったようです。
仲間たちへの思い
彼女は、星組の仲間たちに対して深い感謝の念を抱いていることを明かしました。公演の前楽に仲間たちに伝えた際、皆が真剣に話に耳を傾けてくれたことが印象的だったと述べています。
相手娘役の舞空瞳さんとも、退団期日について話し合ったといい、彼女自身もまた卒業公演を控えていることから、互いに意識を共有できたことが大きかったようです。
コロナ禍を経ての前進
コロナ禍の中で心が折れそうになった瞬間もあったと語る礼さんですが、星組の仲間が支えてくれたおかげで、前を向くことができたと感謝しています。
この5年間の宝塚人生を振り返り、様々な作品への挑戦や仲間とのエネルギーに満ちた出会いが、自身の宝物であると語りました。
次なるステージへの期待
退団公演については、劇団☆新感線との初めてのコラボレーションとなることが決まっており、最後まで挑戦を続けたいという強い意志が見えます。
卒業後の活動については、活動内容について具体的なプランは明らかにされませんでしたが、これからもファンに対する思いを大切にしていきたいとのことです。
思い出と感謝
下級生から女役を経験し、パフォーマンスをすることが一番の幸せだったと述べる礼さん。今では男役への憧れや愛情も強くなったそうです。
同期の柚香光さんや月城かなとさんに対しても、深い絆を感じているようで、互いに成長し合った仲間たちとの思い出はかけがえのないものであると感じている様子が伝わってきます。
これからの未来
退団発表を受けた多くのファンからは寂しさの声が上がっていますが、礼さんがこれからどのような活動をしていくのか、期待が高まります。
この退団会見を通じて、礼真琴さんがどれだけの愛情を持って宝塚歌劇に取り組んできたのかを改めて実感しました。彼女の未来にも、ぜひ注目していきたいと思います。
このように、礼さんの退団に関するニュースは、多くの人に感動を与えるものでした。これからも彼女の歩みに注目し、応援していきたいと感じました。