東国原英夫氏が語るテレビの未来
2023年10月26日、元宮崎県知事でありタレントの東国原英夫氏（67）が、TOKYO MXの「堀潤モーニングFLAG」内の「激論サミット」に出演し、テレビ業界についての辛辣な意見を述べました。今回のテーマは「テレビは本当に“オワコン”なのか？」というもので、彼は自身の考えを率直に表現しました。
テレビはすでに終わっているとの認識
冒頭で東国原氏は、「僕の中では終わってるんですよ。20年ぐらい前に終わってる」と語り、テレビの現状に対する強い疑念を示しました。彼は1980年代から90年代にかけてのテレビの姿を思い出し、そのフォーマットが現在も変わらないことに不満を抱いているようです。
フォーマットの焼き直しが続く現状
さらに東国原氏は、現在のテレビが焼き直しや軽微な変更のみで成り立っていると指摘し、内容の革新が見られないことを批判しました。「あの頃のフォーマットが新しくなっていない」と述べ、過去の成功したフォーマットが今でも使用され続けていることに疑問を呈しました。
政治活動によるテレビ視聴の変化
彼は10数年前から政治活動を始めて以降、バラエティーやドラマはほとんど視聴しなくなったと語りました。現在視聴しているのはニュースやドキュメンタリーに限られており、これが「ガラパゴス化」に繋がっていると述べています。
テレビフォーマットの起源を考える
東国原氏は、「1980年代にテレビの原型が出来上がった」とし、そのフォーマットが現在でも影響を与えていると考えています。ビートたけしさんや明石家さんまさん、タモリさんなどが作り上げた形式が、今なおテレビの根幹を成しているとの指摘は、多くの視聴者に共感を呼ぶでしょう。
新しいテレビの可能性への期待
彼の意見は、テレビ業界の制作側に対する警告とも言えます。ただ、彼が指摘する「それ以上のモノがテレビで発明されていない」というフレーズには、異なるスタイルのコンテンツが求められていることを示唆しています。新しいフォーマットやコンテンツが生まれることで、テレビは再び注目を集める可能性があるかもしれません。
視聴者が求めるものとは
視聴者は、ただ繰り返されるフォーマットではなく、新しい体験や価値ある情報を求めています。テレビが再び魅力を取り戻すためには、どのような変革が必要かを考えることが重要です。
テレビの未来に期待すること
今後のテレビ業界がどのように変化するのか、非常に興味深いところです。視聴者としても、新しい試みや視点を持った番組が増えることを期待しています。
東国原氏の見解は、多くの人々に考えを深めさせる内容です。彼が示すポイントは、テレビに未来を求める視聴者の声でもあります。この問題は、一人一人が考えるべきテーマであり、今後のテレビ業界の発展に寄与するための一助になるのではないでしょうか。
