真琴つばさがミュージカルに挑戦
真琴つばさが主演するミュージカル「神が僕を創る時」が、東京・こくみん共済coopホールで上演されます。この作品で彼女が神様役を演じることは、彼女にとって特別な挑戦です。宝塚の男役トップスターとして知られた真琴ですが、女優としては新たな一歩を踏み出しています。
ダブルキャストの魅力
このミュージカルでは、真琴とSUPERNOVAのグァンスがダブルキャストで神様役を演じます。年齢や性別が異なる二人が同じ役を演じることで、観客に新たな視点を提供します。真琴は「私の声は男性と女性の間にあり、独特です」と語り、役柄に対する想いを語りました。
物語のテーマとメッセージ
「神が僕を創る時」では、神様が人間を創造する過程でデジタル素材を使用するという現代的なテーマが描かれています。人生のやり直しに関する問いかけがあり、特にネット社会における人間の存在意義について考えさせられます。真琴は「公務員のような神様」を演じると説明し、従来の神様像とは異なるアプローチを試みています。
60歳の誕生日と人生の振り返り
真琴は、来月25日に60歳という節目の誕生日を迎えます。彼女は「60歳。“赤い誕生日”を迎えます。過去を振り返ると、精神的な成長が遅れているのではないかと感じることもあります」と語ります。年齢に対する焦りを感じつつも、多くのファンからの支えに感謝しています。
歌との関係性
真琴にとって歌は、宝塚時代からの“ライバル”であり“親友”のような存在です。歌が思うように表現できない時もあるものの、その葛藤を経て成長し続けています。彼女は演じることを「闘い」と捉え、時には悩みながらも、それを乗り越える過程に楽しみを見出しています。
宝塚での経験がもたらしたもの
真琴は、宝塚音楽学校に入学した1983年から、数多くの試練を経て男役トップスターとなりました。彼女自身が「暗黒期」と呼ぶ時期もあったものの、そこからの経験が今の彼女を形成しています。特に、93年には月組の「風と共に去りぬ」で女役に挑戦し、演技の幅を広げることに成功しました。
未来への展望
「100歳で100人の人と一緒に舞台に立つ」という夢を抱く真琴つばさ。彼女は未来に向けて可能性を感じながら、一歩一歩進んでいくことを誓っています。年齢に関係なく、さまざまな人々と共演することを楽しみにしています。
人々の心を動かす存在でありたい
真琴つばさは、不器用で悩み多き人生を歩んできましたが、それでも「人の心を動かす存在でありたい」と強い思いを持っています。男役を演じた経験や、たくさんの魅力的なキャラクターに触れる中で、自身の自己表現を磨いてきました。
まとめ
真琴つばさのミュージカル「神が僕を創る時」は、彼女の長年のキャリアや、デジタル社会におけるテーマを反映した作品です。今後もさまざまな役に挑戦し続ける彼女の姿勢は、多くのファンにとって希望の象徴となっています。新たな挑戦を克服し、60歳を迎える真琴つばさから目が離せません。
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