庵野秀明監督が新作を発表
庵野秀明監督は、6日に東京・新宿ピカデリーで行われた「宇宙戦艦ヤマト」放送50周年記念上映会で、新作劇場作品の制作を開始することを発表しました。これにより、ファンは新たな「ヤマト」の物語を楽しむことができる機会が増えることになります。
監督は「平たく言うと、僕が『宇宙戦艦ヤマト』の新作を作ることができるようになった」と語り、2025年からのプロダクション開始を目指しているとしています。
新作劇場作品の製作権を取得
庵野監督が設立した株式会社カラーは、ボイジャー・ホールディングスから「宇宙戦艦ヤマト」をベースにした新作アニメ映像の制作権を付与されました。さらに、著作権を持つ東北新社からも利用許諾を得たと説明しています。
このように、著作権のクリアランスが行われたことで、正式に新作に取り掛かる準備が整ったことが明らかになりました。
上映会の意義
上映会では、50年前に放送されたテレビシリーズの総集編を上映。庵野監督は、当時の魅力を再確認する重要な場であることを強調しました。特に、「ここに来る人たちに、最初に伝えたかった」と、来場者に感謝の意を示しました。
新作に対する意気込み
庵野監督は新作制作に向けて真摯な姿勢を示し、「1本、作るのに何年かかるんだろうね？」とその道のりの長さを語りました。彼の言葉には、ファンへの期待と、自身の責任感が表れています。
さらに、残りの人生を費やすことになるかもしれないと述べ、制作者としての覚悟を強調しました。
これまでの作品との関係
新作は、2012年公開の「宇宙戦艦ヤマト2199」から始まるリメイクシリーズとは異なる航路を進むとのこと。これにより、シリーズの幅が広がり、ファンに新しい体験を提供できることが期待されます。
ファンへのメッセージ
庵野監督は、「50年前、『宇宙戦艦ヤマト』に出会わなければ、今の自分は無かった」と語り、自身が製作に携わる以上、感謝の気持ちを忘れないことを強調します。新旧のキャストやスタッフへの敬意を示しつつ、新しい作品群をお届けする意気込みが伝わります。
未来への展望
今後の制作に関しても、「あらゆる『ヤマト』のスタッフ・キャストに感謝と敬意を込めて」と語る庵野監督。彼の意志は、決して過去の英雄たちの影に隠れることなく、未来へ光をもたらすものであることを感じさせます。
まとめ
庵野秀明監督による新作「宇宙戦艦ヤマト」は、ファンにとって新たな期待を呼び起こすものです。彼の深い思いと共に、多くの人々がその作品を楽しみにしていることでしょう。この新しい航海がどう展開するのか、大いに期待したいです。