江幡塁、引退セレモニーの幕を閉じる
2023年10月6日、東京・後楽園ホールにて、キックボクシングWKBA世界スーパーバンタム級王者の江幡塁選手の引退セレモニーが行われました。これまで多くのファンに愛されてきた江幡選手にとって、感慨深い瞬間となったことでしょう。
感動のオープニングパフォーマンス
引退セレモニーは、新日本キックボクシング協会主催の「TITANS NEOS 35」のリング上で行われました。バイオリニスト益子侑さんが奏でる「iza!」のメロディの中、江幡選手はリングアナウンサーのダンサー生島翔さんによるコールで登場しました。この演出が、セレモニーの華やかさを一層引き立てました。
師匠との特別な時間
江幡選手は引退セレモニーの一環として、師匠である伊原信一会長との2分2Rのミット打ちを披露しました。この瞬間は、江幡選手にとって特別な意味を持つものであり、「思いっきりミット打ちができて、最高の景色。私は幸せ者です」と語っていました。
家族の支えと感謝の気持ち
その後、家族や関係者と共に記念の写真撮影を行い、温かい雰囲気の中で思い出を共有しました。セレモニーの終わりに、江幡選手はリングにグローブを静かに置き、感謝の気持ちを込めて10カウントを聞きました。
過去の苦悩と格闘技人生
江幡選手は、昨年脳腫瘍が発見された時の苦悩も明かしました。「頭痛、吐き気、目が見えなくなる症状と闘ってきました」と、その辛い現状について語ります。それでも、格闘技人生を全うする決意を持ち続けてきたといいます。
仲間との思い出
さらに、俳優の三浦春馬さんとの思い出にも触れました。「彼は私の小学校からの親友で、2019年の大みそかには私のセコンドを務めてくれました」と語り、その後の悲しい出来事も含め、試練を乗り越えてきた様子が伺えました。
引退の理由と心の葛藤
ドクターストップを受け、最後の試合ができなかった悲しみに対しても言及しました。「順風満帆ではない格闘技人生でしたが、最後まで挑戦できました」と語り、江幡選手の強い意志を感じることができました。
今後の活動への意欲
引退後は選手育成や協会の発展に努める意向を示しました。「格闘技に関わっていくことが私の使命だと思っています」と、未来への希望を語る姿が印象的でした。
感動のフィナーレ
江幡選手の引退セレモニーは、感謝と感動に満ちたものでした。多くのファンや関係者にとって、彼の存在は特別なものであり、この瞬間は決して忘れられないものとなるでしょう。
江幡選手へのエール
今後の活動に期待を寄せつつ、江幡選手に感謝の気持ちを伝えていきたいと思います。彼の歩みは、私たちに勇気と希望を与えてくれる存在です。これからも応援し続けたいです。
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