【オリコン】Ado「デジタルアルバム」TOP2独占、『鬼滅』『ONE PIECE』『SPY×FAMILY』などアニメ関連曲が「デジタルランキング」上位に

　本日22日、2022年の年間音楽ソフトのセールス動向をまとめた『第55回 オリコン年間ランキング2022』が発表された。「作品別売上数部門」の「デジタルシングル（単曲）ランキング」では、Aimerの「残響散歌」が、「デジタルアルバムランキング」ではAdoの『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』が1位に。ほかにも、ランキング上位にアニメタイアップ作品が多く入り、デジタルランキングとの親和性の高さを見せる結果となった。

　「作品別売上数部門」の「デジタルシングル（単曲）ランキング」では、Aimerの「残響散歌」（2021年12月6日配信開始）が期間内DL数40.8万DLで1位に。2019年の米津玄師「Lemon」以来3年ぶり史上2組目となる、同一作品での「上半期・年間ランキング」1位獲得となったほか、2020年のLiSA「紅蓮華」以来2年ぶり史上2組目となる、女性アーティストによる年間1位獲得に。Aimerは、「とてもうれしく、光栄です。栄誉あるランキングで1位をいただいて、今まで以上にたくさんの方に自分の曲が届いているのを実感しています」とコメントした。

　同「デジタルアルバムランキング」では、Adoの『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』（2022年8月10日配信開始）が、今年度唯一の10万DL超えとなる期間内DL数10.8万DLで1位に。史上初となる女性ソロアーティストによる同ランキング1位獲得となった。Adoは今回の記録について、「本当にありがたい」と感激しきり。キャラクターの歌声になるという初めての経験については、「“歌姫ウタ”とAdoの性格は全然違う部分があるなと思っているのですが、一致している部分もあったので、歌っていて楽しかったり、一緒に悲しくなったり、ウタの人生を歌うっていうのは本当に貴重な経験だったなと思いますし、本当に素晴らしいことだったなと一貫して思います」と明かした。

　また、「オリコン上半期ランキング 2022」の同ランキング1位を獲得した『狂言』も「年間ランキング」2位にランクインしており、AdoがTOP２を独占する結果に。年間ランキングの1位、2位独占は、2017年のMr.Children以来5年ぶり史上2組目。ソロアーティストでは史上初の達成となった。

　「デジタルシングル・アルバム」の1位獲得2作は、それぞれ人気アニメ『鬼滅の刃』『ONE PIECE』の関連楽曲。これ以外にも「デジタルシングル」2位にOfficial髭男dism「ミックスナッツ」（SPY×FAMILY）、3位にAdo「新時代 （ウタ from ONE PIECE FILM RED）」（ONE PIECE）、4位に米津玄師「KICK BACK」（チェンソーマン）、5位にKing Gnu「逆夢」（呪術廻戦 0）、7位にYOASOBI「祝福」（機動戦士ガンダム 水星の魔女）、8位にKing Gnu「一途」（呪術廻戦 0）がそれぞれランクイン。上位にアニメタイアップ作品が多く入り、「デジタルランキング」との相性の良さを感じさせた。

　このほか、同「ストリーミングランキング」では、Tani Yuuki「W/X/Y」が、今年度唯一の再生数3億回超えとなる期間内再生数31,546.0万回で、全部門を通じ、自身初の「年間ランキング」1位に。Taniは「年間を通してたくさんの人が僕の楽曲を愛してくれたということで、ファンの皆さんの応援が一つの形として結実した証として、とても嬉しいなと思います」と、リスナーへの思いを明かした。

　また、同「合算シングルランキング」では、King Gnuの「一途／逆夢」が期間内ポイント145.6万PTで、上半期に続き、年間でも1位を獲得。「たくさんの方に聴いていただき、本当に嬉しいです」とのコメントが寄せられている。

■集計期間
2021/12/27付～2022/12/19付
■実質集計期間
2021/12/13～2022/12/11

https://www.oricon.co.jp/news/2261637/