【社会】コオロギに熱視線 環境配慮の『次世代たんぱく源』 昆虫食、1000億円市場へ 「コオロギを日常的な食に」

【社会】コオロギに熱視線 環境配慮の『次世代たんぱく源』 昆虫食、1000億円市場へ 「コオロギを日常的な食に」

【社会】コオロギに熱視線 環境配慮の『次世代たんぱく源』 昆虫食、1000億円市場へ 「コオロギを日常的な食に」

コオロギ(蟋蟀、蛬、蛩、蛼)は、昆虫綱バッタ目(直翅目)キリギリス亜目(剣弁亜目)コオロギ上科の総称である。分類体系によってはコオロギ科ともなるが、指し示すものは同じである。 日本ではコオロギコオロギ亜科に分類されるエンマコオロギ、ミツカドコオロギ、オカメコオロギ、ツヅレサセコオロギ
22キロバイト (3,048 語) – 2023年2月12日 (日) 13:19

1 Hitzeschleier ★ :2023/02/24(金) 15:27:20.35ID:JDO54Blo9

https://www.jiji.com/sp/v8?id=202302keizaihyaku093
https://headtopics.com/jp/1246712458125251222325-35719241

 牛や豚に比べ低い環境負荷で生産できる次世代のたんぱく源として、コオロギに注目が集まっている。3年後には昆虫食の市場規模が世界で約1000億円に達するとの試算もあり、参入企業が増加。コオロギを使用した商品の多様化も進んでいる。

 コオロギを生産し、チョコや豆菓子などの食品に加工して販売するエコロギー(東京)の葦苅晟矢代表は2015年、コオロギの飼育を始めた。大学在学中に世界的なたんぱく質不足の問題を知り、自宅の押し入れでコオロギの生産に挑戦。食べ残しや農家から出た規格外野菜を餌に飼育を始めると、半年で1000匹まで増加した。生産の手軽さにたんぱく源としての可能性を感じ、大学院でコオロギの研究をしながら17年に創業。高温で乾燥した地域がコオロギの飼育に適しており、19年には生産が一年中可能なカンボジアに移住し、大量生産を開始した。

 エコロギーは現地の農家を指導し生産を委託。コオロギを買い取り、工場で製品化して、日本で販売している。生産委託先は小規模な田んぼや畑を営む零細農家が大半。農作物の収穫は年に2回程度と少ない上、干ばつや洪水など災害リスクにさらされ、安定的な収入確保が難しい。一方、コオロギは軒先で簡単に飼育でき、成長して出荷するまで45日程度で年に8回の生産が可能だ。エコロギーは全量を現金で買い取るため、「コオロギ生産は安定した現金収入を得られる副業として、現地農家に歓迎されている」(葦苅氏)という。現在約60軒の農家と契約しており、26年までに2400軒まで拡大させる方針だ。

 コオロギは雑食性が強く、餌にフードロスを利用できる。エコロギーは農業の生産、加工過程で出た残渣(ざんさ)や、カンボジアの食品工場から出るフードロスを回収・加工して餌にしている。葦苅氏は「アジアのフードロス問題を解消しつつ、自然と健康に配慮したおいしい食品として、コオロギを日常的な食の選択肢の一つにしていきたい」と意気込む。

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